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注文住宅で後悔したオプション7選!後悔する人の特徴と対策

注文住宅で後悔したオプション7選

こんにちは! とさ弁夫婦です。

私たちは子供たちと快適に暮らすため、2022年に関東で注文住宅を建てました。

ただ注文住宅を建てる際に、非常に悩んだのがオプションです。

我が家は相当頭を悩ませてオプションを品定めしたつもりだったのですが、実際に住んでみると「これはいらなかったかも・・」と感じるオプションもあります。

そこでこの記事は、実際に注文住宅を建てた私たちが採用したけど、微妙だったと感じるオプションの紹介と採用しなくてよかった(使う人を選ぶ)オプションを紹介しています。

最後には、大手通信会社でマーケターをしていた夫の”けい”が、後悔する人の特徴とその対策まで話しています。

我が家のコンセプトは「子どもにも親にも優しい家づくりです。」

おしゃれにしたい」「快適にしたい」「家事を楽にしたい」けど「できるだけ安く」

こんな価値観に合う方にきっと参考になりますので、ぜひ記事を見ていってください。

注文住宅で後悔したオプション7選

我が家の後悔したオプション、実はアンケートの調査などでは採用してよかったオプションにランクインしているものが多いです。

なぜこのような結果になっているかというと、アンケート結果はあくまで世間一般の方がどう感じているかであって、個別具体的な価値観や間取りを反映していないからです。

私たちはそこに気づかず、アンケート結果でよいと言っているから間違っていないんだ!とそのまま採用してしまい後悔することになりました。泣

ちゃんと自分たちの生活、間取りに照らしながら後悔したオプションを見ていただければと思います。

センサーライト

採用してよかったオプションにもよくあらわれるセンサーライト。

我が家でも3箇所、玄関、階段、ポーチで採用しています。

センサーライトは、ボタンを押す必要なく電気がつくので「ボタンを押す」行為から解放されるので楽ちんです。

ただ私が後悔しているのは、人感センサーの反応範囲を計算しきれていなかったことです。

センサーライト可動域

センサーの範囲は、図のように最小~最大までの範囲で反応するエリアを変えられます。

しかし見ての通り、センサーの中央は完全に無くせない仕様になっています。(当然ですが)

そのためセンサーの取り付ける位置に配慮しなければ、本来ついてほしくない時も勝手に点灯してしまいます・・・

どんだけ性能いいねん・・・

なのでセンサーライトをつけたい方は、センサー自体をどこに着けるか?を事前に確認しておくことをおすすめします。

ダウンライト

おしゃれな家にしたいならダウンライトと思っている方も多いでしょう。

ダウンライトは、シーリングライトと異なり天井に埋め込まれているので、天井がすっきり見えるので人気があります。

ダウンライト シーリングライト

しかしダウンライトは照射範囲が狭く、設置する場合数を増やすしかありません。

さらにダウンライトは1つあたり1万円ほど費用がかかるので、他のライトと比べても高価です。

高いライトを数多く増やすとその分だけ料金が高くなるので、採用する場所を限定的でよかったなーと感じています。

窓の位置

窓の性能は採用してよかったのですが、一方で取り付ける位置をもう少し工夫すればよかったと後悔しています。

注文住宅では当然ながら窓のメーカー、性能、場所まで全て決めなければなりません。

そのため、天井または床から●㎝のところに取り付けてください。
と設計と打ち合わせするのですが、正直天井から●㎝の高さから縦70㎝、横120㎝の窓を取り付けます。
と話しても具体的な高さがイメージできない
んですよね。。。

特に注意すべきは、外から見た際にそれぞれの窓の高さがずれていることです。

おしゃれな家の特徴として統一されていることがあげられますが、1つ1つの窓の高さを決めているとつい全体のバランスが見えなくなってしまいます。

窓の位置をイメージしたい場合は、3Dパース図を描いてもらうことを約束しておくか、パース図を用いて打ち合わせをする会社と契約した方が良いです。

パース図の参考

稼働棚

収納として稼働棚を設置しましたが、置くものを決めたうえで設置すべきでした。

基本的には設置して後悔は少ないのですが、本棚として稼働棚を使うことを検討している方は気を付けてください。

稼働棚は棚を稼働できるために、棚受アームが取り外せるようになっています。
本のような側面が柔らかく折れ曲がるような素材の場合、棚受けのアームがあたってしまい、ページが折れ曲がるリスクがあります。

稼働棚

写真の赤枠の部分です。

特に趣味で本を集めている方は、ページの折れ曲がりなどは避けたいでしょう。

棚に置きたいものが具体的に決まっているなら、便利な稼働棚とすぐに決めつけず固定だなとどちらが良いかをしっかりと比較しましょう。

趣味が漫画集めで4,000~5,000冊ほど持っているので、折れ曲がるのは避けたくすべて固定棚に取り付け直しました・・・

電子ロック

我が家は今のところ電子ロックを使っていません。

電子ロックとひとえに言っても、いろいろと種類がありますが我が家ではカードキーで反応する電子ロックを採用しています。

なぜ使っていないかというと、電子ロックをオンにした場合勝手に鍵がしまるメリットがある一方で、ごみ捨てやポストを見るなど少しだけ外に出るときでも自動で鍵が締まり外に締め出されるからです。。。

ちょっとした外出だとカードキーを持つ習慣が身につきませんでした・・・

自動で締まるなら便利だし、わざわざカギを刺さなくても開錠できるのは最高!とすぐに電子ロックを採用しましたが、締め出される回数の方が我が家は多く結局使うことを断念しました。。。

造作家具

造作家具っておしゃれですよね

工務店に家の印象に合わせて作ってもらえ、おしゃれにできるので人気があります。

我が家もダイニングテーブル、固定棚を造作してもらいましたが少しだけ後悔しています。

後悔しているポイントは、造作家具は一度設置してしまうとその場所から動かせないことです。

ダイニングテーブルとキッチン横並びにしてもらうためにキッチンと接続しています。

そのため仮に造作家具が汚れた場合でも買いなおしができません

さらに造作家具を外すには、工務店を呼ぶしかならず工賃もかかりますし、ライフスタイルの変化に合わせてレイアウトも気軽に変えられません。

数十年と住む家では、模様替えをしたいこともあるかと思いますが、レイアウトが変更できない以上、制限があるので不自由さを感じる方にはお勧めしません。

今は既製品でも十分おしゃれな家具もあるので、本当に造作家具でないとダメかは今一度考えると良いでしょう。

モルタルの玄関

ナチュラルな雰囲気を出すのにモルタルを使用したいと考える方も多いでしょう。

我が家は北欧テイストの家で白とベージュと灰色で家を作っているので、モルタルなら相性もいい!と思い玄関はモルタルを採用しました。

モルタルの玄関は、わかっていたことなのですがクラックが発生します。。。

クラックというのは、写真のようなひび割れのことです。

ひび割れは家の味になる。と考えモルタルでもいい!と踏み切ったのですが、実際ひび割れると気にします。笑

ひびが入ることで、水が浸透しやすくモルタル全体にも影響があることを施工した後に知ったのでさらに心配するようになりました、、、

今のタイルは非常に優秀で、モルタルのようなナチュラルなデザインのタイルもあるのでタイルでよかったなーーーーと後悔しています。

サンゲツHP

後悔するかも?使う人を選ぶオプション5選

我が家では悩んだ末採用しませんでしたが、今一度本当に必要か検討したいオプションを5つ紹介します。

私たちは結局住宅展示場に数回足を運び、本当に必要かを実感しシミュレートし判断しました。

単にあこがれているだけの場合もあるので、そういった時は体験することをおすすします!

ロフト

特に男性からの人気が高いのがロフトです。

ちょっとした秘密基地みたいで心躍りますよね!笑

私も複数の部屋にロフトがあったらいいなーと最初考えていました。

秘密基地のわくわく感に加え、私は根っからの効率オタクであり無駄がとても嫌いです。

そのためロフトがあれば、

部屋の上部スペースも有効活用できていいやん!

と考えていました。

実際ロフトを住宅展示場で体験すると、上り下りがハシゴの場合は角度が急だし大変で、ハシゴを階段に変更したら結局階段のスペース分狭くなるのであんまり意味がないと思え採用しませんでした。

床下収納

効率オタクの私が

平面に収納が作れないなら、立体で考えればいい!

と天才的なひらめきをしたと思い、床下に収納を作ることを検討しました。

ただよくよく考えると、どの収納もですが収納に面している部分には、ものを置いたりできずデッドスペースになるんですよね。

通常のクローゼットでもデッドスペースになるのに、床下収納の上にものを置けなくなると、さらに不便になると思い断念しました。

吊戸棚

こちらも効率的に収納したいと考える上で候補にありました。

キッチンが大きくなったことに興奮していた私は、吊戸棚があればキッチン前から動くことなくすべての食器や調味料が出せると思い吊戸棚を検討していました。

ただ吊戸棚のある家に住んだことがある方はわかると思いますが、上に置いたものってなかなか取り出さないんですよね、、、

そもそも吊戸棚の奥まで届かないことが多く、実際は吊戸棚の1/3くらいの面積しか使えなかったなんてこともあります。

今は昇降タイプの吊戸棚もあるので、奥行きや高さが届かないことはありませんが、昇降であってもめんどくさい・・・

それが採用しなかった理由です。

さらに吊戸棚は下にはキッチン、上には吊戸棚があり圧迫感が出てしまうこともあり諦めました。

スケルトン階段

途中まで採用する気でいたのはスケルトン階段です。

抜け感があり、開放感のあるスケルトン階段は人気ですよね。

スケルトン階段はおしゃれにするうえで必須!とまで話している人もいますが、私は唯一のデメリットを受け入れられず断念しました。

それは、スケルトン階段下にホコリが落ちることです。

私は効率オタクなので、当然ながら階段下も何かしらのスペースに使いたいと考えていました。

スケルトン階段であっても階段下は活用できるので問題ないと思っていましたが、上からゴミが落ちてきたら嫌じゃないですか???

せっかく机などを置いてもゴミが落ちてくるデメリットには抗えず、通常の階段にし階段下を長男(コーギー)のハウスにしました。

屋上バルコニー

土地面積は小さいけど庭のようなスペースを確保できるとして屋上バルコニーは人気です。

私たちは土地面積は十分確保できるところを購入しましたが、屋根面積も活用できる理由から屋上バルコニーを検討していました。

ただ住宅展示場に行って体感してみましたが、正直10月でも暑い・・・太陽に近づくためなのか屋上は暑すぎてずっとはいられないと感じました。

冬は屋上バルコニーを使わないとしたら

暑いシーズンしかないじゃん、、、

が感想でした。

作っても使わなそうと判断し採用しませんでした。

また他に屋上バルコニーを作るデメリットは2つあります。

・上り下りがしんどい
・雨漏りのリスクが屋根より高い
・太陽光発電を設置できない

有効活用できるメリットの一方でデメリットの方が多いなと感じ諦めました。

付けずに後悔しているオプション5選

ここまでは後悔した・後悔しそうになったオプションでしたが、ここからは逆に採用しなく後悔しているオプションを紹介します。

全館空調

快適性を求める人は一度は検討するオプションの全館空調。

いまだに入れたかったと後悔しています。

全館空調とは、部屋の換気を機械で行う第一種換気に熱交換システムを取り付けることで、部屋に入ってくる外気の温度を調整して家全体の温度維持に貢献してくれるオプションです。

ただ全館空調を入れるためのコストが約200万ほどかかるので、追加するのに勇気が出ず結局見送りました。

我が家は全館空調もどきにエアコンのある部屋から各部屋へダクトを通しており、ダクトから空気を流し家全体を均一にするようにしています。

ただ熱交換システムがない分均一にはならず、最初から選択しておけばよかったと思っています。

巾木

巾木(はばき)ってなんだっけ?

と地味なことなんですが、壁と床の取り合い部分に取り付ける部材のことです。

巾木

通常の住宅なら、写真のような壁から飛び出し高さも5㎝ほどあるのですが、白の壁紙で巾木を白色に合わせたとしてもやはり気になります

神は細部に宿るといいますが、巾木も凹凸なくデザインされていた方がすっきりして見えます

最近では巾木レスと呼ばれる壁の内側に巾木を入れ込むタイプもありますが、施工する職人さんの技術次第のため私の建てた住宅会社ではそもそもできませんでした。。。

巾木を目立たせたくない!などの希望がある方は、事前に細かい点も営業担当に確認しておきましょう。

ドアの高さ

ドアの標準は200㎝程度に設定されており、一方で天井は多くの場合240㎝です。

そのため標準のドアを取り付けると普通はドアの上に壁ができますが、実はドアの高さは変えられます。

特にドアを天井一杯まで伸ばせば、ドアの上の壁を無くすことができデザイン性が上がります

我が家も玄関のドアだけは天井の高さにしているのですが、欲を言えば家中のドアを天井まで引き伸ばしたかったです。

設計中はとりあえずコストを下げることに必死で特に気にしないかと思っていましたが、やはり住んでいると高い方がスッキリしているので、全部高さ変更すればよかったと後悔しています。

樹脂サッシ

我が家は、窓のサイズを大きくしたことにより、窓のサッシをアルミ樹脂複合サッシにしています。

ただ高気密高断熱の住宅を求めるなら、まずは樹脂サッシを検討しておいた方が良いです。

と言いますか基本マストだと思います。

樹脂サッシはアルミサッシより熱を通しづらく部屋の温度を逃がしづらくしてくれます。

ただ、私たちのように窓ガラスを大きくすると樹脂サッシでは支えきれないため、アルミ樹脂複合サッシにしなければならない状況も発生します。

樹脂サッシを検討するなら窓の大きさには制限があることは覚えておいてください。

太陽光発電

ZEHの住宅を作るうえで、必須となっているのが太陽光発電です。

最近では電力の価格が高騰しているため、太陽光発電を採用すればよかったと思っています。

太陽光発電は取り入れても、メンテナンスと初期費用を考えると元は取れないと言われていますが、使用する太陽光発電と設置面積によって話は変わってきます。

日当たりがよい住宅で屋根の面積も大きければ、投資回収は十分可能なので電気代の毎月の負担を思うと入れておけばよかったと後悔しています。

注文住宅のオプションで後悔している人の特徴

では私も後悔している一員ですが、オプションで後悔している人の特徴をお話しします。

ネットの情報を信じすぎている

まずネットの情報を信じすぎです。

ネットの情報はアンケートの調査結果など様々ですが、私としては最近はSEO対策含め同じような発信が多く内容が似ています。

アンケート調査も世間一般の人たちの情報であって、互いの状況も住む場所も環境も異なります

単にネットに書いてある、住宅会社がおすすめしている、アンケートで上位に表示されているから選ぶのは危険です。

選ぶオプションが同じ品物だと思っている

意外と見落とすのが、オプションと言っても同じ品物だとは限らないことです。

一例として太陽光発電の場合、各社によって発電効率、コストや設置のしやすさなどは異なります。

ネットで太陽光発電は良いらしいと情報を見てしまうと、とりあえず太陽光発電を希望し詳細を見なくなってしまいます。

私たちもスロップシンクをオプションしましたが、直前までシロップシンクなのに深型ではなく普通深さのシンクを追加されていたことがあります。(途中で変更しました)

オプションを追加する際は、具体的な商品名まで聞かなければ想像していたものと違うことにもなりかねません。

生活スタイルを具体的に想像できていない

住宅を決めていると図面がすべてになり、実際の生活が想像できなくなってしまいます。

いわゆる机上の空論になりがちということです。

図形を見てここにはあれを、そちらにはこれをと決めていると、全部対応したことに満足しすべてが完璧に見えてしまいます。

しかし実際に住んでい見ると結構違うと感じる場面に遭遇します。

後悔しない!注文住宅のオプションで失敗を避ける方法

最後にオプション選びに失敗しない方法を紹介します。

1:住宅を決める前に何がオプションか確認する

オプション選びと聞くと、住宅会社を選んだあと設計の段階で決まると思っている方も多いですが、実は住宅会社選びから始まっています

住宅会社の家の料金は大きく標準金額+オプション料金で決まっており、どこまでが標準設備なのかオプション料金なのかが住宅によって分かれます

標準金額のコストが高い住宅会社が、他ではオプションとして扱っている設備を標準搭載している場合もあります。

そのため、まずは坪単価の予算に騙されることなく、手広く住宅会社を見ることをおすすめします。

2:メリット、デメリットを確認する

オプションには必ずメリットとデメリットが存在します。

吊戸棚を例にすると以下のように整理できます。

メリット
・収納スペースが多くなる
・キッチンからなるべく動かなくてよくなる

デメリット
・圧迫感が出る
・キッチンからの視界が狭くなる
・吊戸棚の後ろは必ず壁になる

営業マンではメリットを強調する人が多くいますが、逆にデメリットは何かを聞いてみましょう。

3:生活スタイルと照らし合わせる

自身の生活にオプションがどんな価値を与えてくれそうか想像しましょう。

私が良くやっていたのは、今の生活を当たらく建てた家に住んでいたと想像し、平日・休日に分けて朝起きてから寝るまでに何をしているかをイメージしていました。

想像癖があるからこそできるのかもしれませんが、私はプレゼンの前や面談などの前には必ずイメージトレーニングをしていました。

頭の中で想像するとおそらく10分ほど時間がかかりますが、おかげでこのオプション何でいるんだっけ?と改めて気づく機会になります。

まとめ

今回は注文住宅で選んで後悔したオプションを中心に、後悔するかもしれないオプションから、逆に採用したかったオプションまで具体的なものを紹介しました。

オプションの優先順位は人によってさまざま分かれますが、ネットの情報を鵜呑みにしない、オプションは商品名まで聞くなど具体的に新生活をイメージすることで後悔するオプションを減らせます。

オプションを選びすぎれば高価になりますが、選ばなさすぎると後から選んでおけばよかったと後悔することにもなります。

バランスよく必要なオプションが何かを考えてみてください。

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