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【後悔しない】注文住宅でつけるべきおすすめオプション10選!

選ぶべきオプション

こんにちは! とさ弁夫婦です。

私たちは子供たちと快適に暮らすため、2022年に関東で注文住宅を建てました。

ただ注文住宅を建てる際に、非常に悩んだのがオプションです。

お金が有り余るほどあれば特に悩む必要もないのですが、大富豪でもない我が家はオプションを絞るしかありませんでした。

ただ一生に一度の家づくりにおいて、「後で入れておけばよかったーーー。。。。」となるのは悲しいですよね。

そこでこの記事は、実際に注文住宅を建てた私たちが、満足しているオプションをランキング形式にして10個紹介しています。

最後には、満足できるオプションの選び方やオプションを選ぶときの注意点まで話しています。

我が家のコンセプトは「子どもにも親にも優しい家づくりです。」

おしゃれにしたい」「快適にしたい」「家事を楽にしたい」けど「できるだけ安く」

こんな価値観に合う方にきっと参考になりますので、ぜひ記事を見ていってください。

そもそも注文住宅のオプションって何?

オプション、オプション言っているけど、そもそもオプションって何?ってから説明します。

オプションとは、「標準金額に入っていない設備のことで、追加料金を支払うことで住宅をグレードアップしてくれるサービス」です。

多くの住宅会社は、坪単価あたりで建てる住宅の相場を見積もっています。

よく住宅会社を調べる際に表示される、坪単価あたり●●万円の住宅メーカーとよばれるのが代表格です。

坪単価で計算している住宅会社の料金体系は「基本料金+オプション料金」で住宅本体の価格は決まっています。

標準設備内ですべて収まれば基本料金のみで済みますし、逆にさまざまなサービスを追加していけばその分オプション料金が跳ね上がります。

当初聞いていた予算よりオーバーした!!
とネットで話題になっている大きな要因はこのオプションが原因であることが多いです。

そのため、住宅会社のうちどこまでがオプションか?が非常に住宅選びで大切になりますので、あらかじめ確認した方が良いです。

注文住宅のおすすめオプションランキングトップ10

では、ここから私たち夫婦が実際に選んでよかったオプションランキングを紹介します!

個人の独断と偏見で選んでいますが、私たちのように「快適に過ごしたい」「楽をしたい」価値観をお持ちの方なら、このランキングを参考にしてもらうと後悔しないはずです!

1位:海外製食洗器

まさに神アイテム!海外製食洗器が第1位です。

我が家では海外食洗器の中でも、日本で人気の高いミーレではなく、ボッシュを使っています。

え?ミーレじゃないの?

と感じた方は、ミーレの認知度にごまかされているかもしれません。

ボッシュのいいところは大きく5つです。

・4人家族の1日溜まった食器と鍋を1度で洗える大容量
・ミーレと比較して数万円安いコスパの良さ
・数十年使える耐久性
・日本国内に正規代理店があるため故障時も安心
・フロントオープンで食器が入れやすい

日本製と海外製の食洗器では確かに金額の差が数十万変わってきますが、使用期間と便利さを考えると十分もとは取っていると感じます。

食洗器の導入を検討している方は、引き出し型かつ浅型よりフロントオープンの深型が絶対におすすめです。

2位:複数人並べる洗面台

現在マンションやアパートに住んでいる方で、洗面台が狭く順番待ちをしたり、壁に水が飛び散り汚したりした経験がありませんか?

洗面台が広ければ、そのストレスから解放されます。

実際賃貸アパートなどに使われている洗面台は、洗面所のスペースが狭いため標準サイズより横幅を小さくしているものが使われています。

我が家は標準サイズの2倍の長さのある洗面台を取り付けました。 

横幅が約190㎝ほどあります。笑

大人の男性の肩幅が70センチあれば通路は通れるといわれているので、約3人横に並べます。

なんで、そんな長い洗面台にしたの?

と思われる方に理由をお伝えします。

我が家は双子の子供が女の子なので、将来的に洗面台の取り合いが発生することも見据えて長めの洗面台にしました。

ただ、もともとアパート生活で夫婦でも洗面台を入れ替わり使っていたので、今も非常に快適です。

3位:断熱材の変更・追加

目に見えないニッチなオプションが上位かい!!と感じる方も多いかもしれませんが、ここは私が注文住宅にこだわった最大の理由でもあるため上位にいれました。

断熱材は、家の熱を外に逃がさないために必要な建材です。

私は高知出身でありながら(出身だから?)寒さにめっぽう弱いです。

特に末端冷え性で夏で手先はちょうどいい温度、真冬は毎回指が無くなるんじゃないかと思いながら過ごしています。

だからこそ、快適な住環境なら私の体調不良になるリスクも少なくなり、ついでに光熱費も安くなるんじゃないかと期待し、とにかく高気密高断熱の住宅はどういったものなのかを調べました。

私たちが建てたハウスメーカーはローコスト住宅の価格帯だったので、断熱の性能を上げるためには、元からZEHやheat2.0に合致する基準を満たす価格帯の住宅を建てるか、通常の価格帯の住宅をアップグレードするかの2択でした。

この価格差は1坪あたり数万円違っており、大きめの住宅を建てようと考えていた我が家は、通常プランでオプションとして断熱材を変更しました。

結果めちゃくちゃ良かったです。

今までアパート生活だったときは真冬にエアコンを29度に設定し風速を強で運行しても、13畳のリビングを暖めきれず、部屋の中でヒートテックと裏起毛のパーカーを着て過ごしていました。

引っ越してからは、25畳ほどあるリビングは27度で設定すれば暑いほどで、部屋の中で上着を着る機会はありません。
(エアコンをつけていない時は寒いです)

完全に私のQOL(暮らしの質)は高まったので、やってよかったと感じるオプションです。

4位:内壁材の変更

続いても目に見えないものですみません・・・・ただ拘ったのでやはり紹介させてください!

こちらは気密性を高めるために必要なオプションです。

最近では環境にやさしい家づくりとしてZEH(ゼロ エネルギー ハウス)が推奨されており、ZEHのベースとなるのが高気密高断熱です。

気密性はその名の通り家の隙間をなくして密閉した空間を作ることで、家の中の空気を閉じ込めておく役割を果たします。

第3位の断熱性だけを高めても、気密性が悪ければすきま風が入りたい放題のため、どちらも対応しなければ効果は発揮しません。

前に住んでいたアパートもすきま風を感じるほどではありませんでしたが、建てた住宅と比較すると「あ、全然ちがう」と感じます。

気密性は目に見えないからこそ、住宅会社に聞いても「うちは拘ってますよー」とうまくかわされることが多いです。

実際私の建てた住宅メーカーも私がオプションを確認しなければ、防風性の高くない内壁材を使用する予定だったので聞いてよかったです。

5位:エアコン

エアコンって別に家電量販店とかで買って取り付けたらいいやん!

と思う方もいらっしゃると思いますが、それは全く温度調整機能のある設備がない住宅に、しばらく住んだことがないから考えることです。

私はちょうど冬前に引っ越しましたが、エアコンがなければ夜は特に寒くて寒くて仕方ありませんでした。

引っ越してからすぐに家の中の温度調整ができる機械があるのは、快適な生活を送るうえで必須でした。

ただ確かにハウスメーカーから提示されるエアコンの金額は、価格ドットコムなどと比較すると割高のケースがありますが、施主が後からエアコンを取り付けるなら、気を付けなければならい点が2点あります。

・家に穴をあけなければならない
・取付工事が高額になる可能性がある

家に穴をあけなければならない

エアコンはダクトを通す必要があるため、家に穴をあけなければなりません。

家に穴をあけると当然ながら気密性が落ち、穴を適切に処置できなければすきま風も入ってきます。

その点、住宅メーカーに取り付けてもらえれば、エアコンの設置後に気密測定を行ってもらえるので気密性が担保されます。

取付工事が高額になる可能性がある

比較サイトのエアコンの料金は本体価格のみで、取付工賃は注意書きに補足で書かれているケースが多いです。

特に2階にエアコンを設置したい場合、給湯設備などの関係で真下にダクトを通せないこともあります。

壁内にダクトを通すなど複雑な取付工事になると数万円は平気で料金は上がります。

一方で住宅会社に任せれば、取付工賃込みの値段を提示しているので、取付場所に悩む必要もコストが増額する不安もありません。

6位:窓の性能

みなさん窓について詳しいですか?

多くの方は窓は光や通気のために使ったことしかないですよね。

私もそうでした。ただ、注文住宅で窓は高気密高断熱にこだわる以上避けては通れないポイントです。

窓は明るい家や開放感のある家にする以上は必要なのですが、一方で家の中で最も外気を取り込んでしまう場所でもあります。

そのため高気密高断熱の住宅を作りたい場合、窓面積を少なくするか熱貫流率の低い窓を使うしかありません

我が家ではせっかく作るマイホームだからこそ、明るく開放感のある家にしたいと思い、リビングの窓は標準サイズより長い230㎝の窓を採用しています。

ただ大きい窓であるほど外気を通してしまいやすいので、リビングの窓含めすべての窓の性能を、ダブルガラスのアルゴンガス入り、Low-E複層ガラスにしています。

詳しい説明は難しいので割愛しますが、要するに熱を通しづらい窓にグレードアップしました。

そのおかげで冬に窓際に立っても寒さを感じることは、ほとんどなく快適に過ごせています。

7位:小上がり畳

我が家はリビングの一角に小上がり畳を採用しています。

当初ザ・日本を感じる畳は犬も飼っているので、使うつもりはありませんでした。

ただ調べていく中で、和洋折衷の価値観や畳の居心地の良さ、足裏の触り心地などに惹かれ取り入れましたが、間違っていませんでした。

畳はすぐボロボロになるかと思っていましたが、耐久性の高い琉球畳を使ったことで、跡はついても剥がれはありません

またカラーバリエーションも豊富で、家全体のイメージを崩さず見事にマッチしてくれました。

普通リビングに寝転がることはしませんが、畳であれば気軽に寝転がれますのでリラックスできます。

8位:キッチンコンロ

キッチンのシンクやレンジフードは特段グレードアップしなかったのですが、唯一コンロだけは最上位の機械をいれました。

我が家は子供との4人暮らしで、共働きのためできる限り時短をして家事をこなすことに注力しています。

特に料理では最後の掃除が大変面倒でほっておくとすぐに汚れ、こびりついた汚れはなかなか落ちないので、毎回掃除するときにイラついていました。笑

ただ電気コンロを採用し、オーブンレンジも網を使用するタイプではなく、耐熱皿のタイプにしたことで掃除が劇的にしやすくなりました

掃除の時間が減ったことでその分子供たちと遊べますし、オーブンレンジをアップグレードしたことで調理の幅も広がったので楽しみながら料理をしています。

9位:階段の踊り場

地味なことですが、U字やL字の階段の曲がり角って危なくないですか?

普通の階段は1段22㎝で、角を曲がる場合3段を利用するように設計されています。

L字階段

図でもわかる通り、内側狭すぎません???

最短距離で階段を上ろうとした場合、足を滑らすことも考え我が家は子供も小さいので踊り場に変更しました。

L字階段 踊り場

踊り場にしたことで、階段の踏み外しのリスクを低くできましたし、踊り場を基地に遊んでいる子供を見るとホッコリします。笑

ただ本来3段を使って90度曲がるところを1段分の踊り場に変更したため、階段の使用する面積が多くなります

あくまで床面積を広く取れる家前提ですが、ケガする可能性を減らせるので検討してみてください。

10位:2階洗面台

我が家は今はやりの平屋ではなく、2階建てを採用しています。

多くの住宅会社では1階の洗面台は標準でついてきますが、2階の洗面台はオプション扱いになります。

2階に洗面台って必要?

と感じるかもしれませんが、あって本当に良かったと心から実感しています。

私たちもマンションの時は別に困ってなかったし大丈夫。顔も歯磨きも1階で終えればいいだけ。と思っていましたが、子供が成長すると2人で洗面台が化粧品などに埋め尽くされることを心配し採用しました。

これが本当によかった。

2階には寝室と仕事部屋があるのですが、特に冬のシーズンの加湿器の水を入れるときにとても活躍しました。

冬は乾燥するので頻度高く貯水タンクに水を入れていたのですが、毎日毎日1階にタンクを持っていくのは手間がかかって仕方なかったので、洗面台を用意してよかったです。

また夜まで仕事をしてあとは寝るだけの状態であっても、1階に降りることなく歯をみがけるのも便利です。

まぁ朝は1階で歯を磨くので歯ブラシは2本必要なんですけどね。笑

私たちみたいな楽をしたい性格の方ならあって後悔はしません。

注文住宅でオプションを選ぶ基準

私たちがオプションを選ぶうえで判断の軸としていた基準を紹介します。

1:使用頻度が高い

最も最初に検討したことは、使用頻度です。

勝手な持論ですが、使用頻度の高いものほどお気に入りの商品にすればQOLは上がると思っています。

と言いますか、せっかくオプションとして追加料金を支払ったのに使わなかったシンプルにもったいないですよね。

そのため、まずは使いたいオプションは「いつ使うの?」「どんな時に使うの?」「何に使うの?」を夫婦で話し合い、贅沢の領域に入るオプションを削っていきました。

2:安全性や快適性があがる

我が家は「おしゃれで、快適で、家事を楽にできて安い」を基準に家づくりをしてきました。

快適性と安全性は生活の土台となるので、積極的に取り入れています

特に安全性に関して、子供や自分たちの老後を思うと危険となる箇所は、オプション料金を支払ってでも無くすようにしています。

病院代がもったいないというよりは、シンプルにケガすると痛いですし、ケガの回復まで生活の質が落ちるからです。

生活の質を担保したい思いで、快適性にもこだわっています。

今思うと部屋の温度を保つために、熱交換システムを搭載した第一種換気を高額でも採用しておけばよかったと少しばかし後悔していますが。。。

3:コスパが良いか

最後が支払うだけの価値を享受できるかです。

安全性は真っ先に対処しますが、快適性はやりすぎると「安い」を実現できません。

私たちは快適レベル10点を満点だとすると、7~8点取れたらよい。を基準にオプションを採用しています。

例えば窓の性能の例でいうと、一番熱を逃がさないのは寒冷地域のトリプルガラスです。

ただトリプルガラスになると、取り扱いがそもそも少なく値段が1.6倍ほどまで上がりました。

値段の高さに比例して快適性も上がったらよいのですが、私の住む地域ではそこまで恩恵を無さそうだったので採用を見送っています。

住宅を購入すると金額が数千万規模のため、ついつい数万円程度ならと財布が緩んでしまいますが、コストを支払うだけの価値を感じられるのかを考えてから採用しましょう。

注文住宅のオプションで注意したい3つのポイント

価値観については、説明したとおりですが一方でオプションを選ぶ際に注意しておいた方がよいポイントを3つ紹介します。

1:コスト

まずはコストです。

予算オーバー
出典:SUUMOジャーナル

SUUMOジャーナルのアンケートでは、注文住宅の約73%の人が予算オーバーとなっています。

主な要因も推察されていますが、多くは注文住宅は既製品と異なりオーダーメイドで作れるため、予算がオーバーしているとのことです。

ちなみに私たちも予算をオーバーしています笑

注文住宅で自分の理想を追えば追うほど際限なくこだわれるため、まずは予算を決めることが大切です。

私たちの予算の決め方を紹介しておくと以下のSTEPで決めました。

STEP1:住宅ローンで組める最大の金額を知る(毎月の返済金額も把握)
STEP2:月々の返済予算を決める
STEP3:STEP2で決めた予算の8割水準を暫定予算とする。

基本的にはSTEP3の金額を優先的にオプションを選んでいきますが、最悪STEP2の金額内に落ち着けばよいと考え夫婦同士の意見を取り入れていきました。

2:使用範囲

次に気にしたいのは使用範囲です。

範囲と言ってもピンとこないと思いますので、最近人気の床暖房で説明します。

床暖房は基準サイズが一旦決められていますが、プラス料金を支払うことでサイズを広げることが可能です。

その際、基準サイズがリビングの1/5とか少ない範囲にしか床暖房を入れないのはおすすめしません。

理由としては、そもそも床暖房はリビングの一角だけに設置しても全体を暖めるには不十分なだからです。

床暖房のようにサイズを問われるオプションは、基準サイズを導入しても局所的に暖めるだけで、全体を暖める効果がほとんどない場合がありますので気を付けてください。

3:使用期限

最後が使用期限です。

海外製食洗器を採用したときにもメリットとして触れましたが、目先の価格だけでなくいつまで使えるかを一緒に考えましょう。

仮に導入費用が数十万かかったとしても、導入したオプションが長年使えるようであれば月々に換算すると数千円、数百円だったりします。

安さだけにとらわれると、妥協してオプションを選ぶことになり、注文住宅なのに満足度が下がる可能性もあります。

住宅ローンで組める金額の問題はありますが、支払ったコストがどこまで効果が続くのか長期の視点を持つことも大切です。

まとめ

今回は私たちが採用してよかったオプションを紹介しました。

オプションは数多くあり採用することで満足度は高まりますが、その分費用もどんどん高くなるので気を付けましょう。

一方でオプションを選ばなさすぎると、せっかくの注文住宅でも建売住宅を買ったのと変わらない状況にもなりかねません。

どのオプションを入れるべきか迷うこともありますが、選ぶ基準を家族で決めて優先順位をはっきりしていくことが大切です。

我が家の家づくりのコンセプトに共感いただける方なら、採用して損はオプションを紹介しましたので、ぜひ一度検討してみて下さい♪

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