体験談

ローコスト住宅を建築。2年経過して分かったリアルな住み心地と後悔しないためのポイント

SNSなどで見る住宅はいつも、高額な住宅ばかりで中々手が出せないと思いませんか?
私たち夫婦も一条工務店などいろいろな住宅会社と比較しましたが最終的には地元を中心に活動するローコストハウスメーカーで建築しました。
ただ実際ローコスト住宅で家を建てた後、住んでみてどうなの?と思う方も多いと思います。
私たちもローコスト住宅だからすぐガタがくるかも…と不安を抱えていましたが、そんなリアルに2年半年住んでみた住み心地について詳しくお伝えできればと思います!

いざ住んでみると、意外にも「快適じゃん!」と思えるポイントもあれば、「やっぱりココは注意が必要だな」と感じる部分も実際あります。

この記事では、実際にローコスト住宅で暮らして分かった住み心地や後悔しないためのコツを、リアルな体験談も交えながらお届けします。「安い家=失敗」というイメージを変えるヒント、きっと見つかりますよ!

我が家のコンセプトは「子どもにもお財布にも優しい家づくり」です!

「おしゃれにしたい」「快適にしたい」「家事を楽にしたい」けど「できるだけ安くすませたい」

こんな価値観に合う方にきっと参考になりますので、ぜひ記事を見ていってくださるとありがたいです♪

そもそもローコスト住宅とは?安さの仕組みと特徴

ローコスト住宅の基本を知ろう

「ローコスト住宅」って言うけど、実際いくら以下ならローコスト住宅という明確な定義はありません。

世間一般的には、大きく以下2つのどちらかの定義で扱われています。

  • 坪単価が30万円~50万円程度
  • 総工事費用が1,000万円台から2,000万円程度

よくinstagramなどで見る一条工務店は大体坪単価70万ほど聞くので、そう考えると結構乖離がありますよね。

「そんな安い家を建てて大丈夫?」「安かろう悪かろうでは?」という不安も私たちもありました。

でも、住宅展示場や採用する設備を聞くと高級マンションではない一般的な賃貸マンションよりローコスト住宅でも十分では?感じるようにあなりました。

コストカットのポイントとは

賃貸マンションよりもいいもの使っているのにどうやってローコスト住宅を実現しているの?と思うかもしれませんが、設備以外に間取りや設備をあらかじめ規格化することで、設計にかかる人件費や大工の手間などの費用を抑えています。

さらに、扱う設備を絞ることで大量仕入れで資材費を下げたり、広告費も最小限にしたりと、ムダを徹底的に省くことで低価格を実現しています。

ローコストの注文住宅は完全受注生産ではなく、いわゆるセミオーダーみたいな印象です。

後ほど詳細は説明しますが、標準仕様というのが大体のローコスト住宅にはあります。標準仕様以外を使うと大きく増額されるのはこの大量受注により一般の価格よりも安く仕入れているからなのです。

2年住んでみたローコスト住宅の住み心地

結論全く問題ない!!!

元々、全国転勤だった”けい”の都合で、なんだかんだ5回引越しを経験しました。

時にはデザイナーマンションに住み、時には築30年の物件、時にはメゾネット住宅などいろいろなタイプの住宅に住みましたが、正直どの賃貸も「ん----あとちょっと足りないんだよなー」という痒い所に手が届かない感じがずっと残っていました。

DIYでキッチンの収納を増設したりしましたが、結局物理的なキッチンの大きさは変えられないなど、微妙なストレスがひそかにありました。

ただ、注文住宅で自分たちが住みやすい設計にしたことで、いざ住んでみて賃貸に住んでいた時のなんとなーく感じていたストレスはかなり軽減されたと感じます!

快適性も十分

間取り的な感触は上記の通りなのですが、私(けい)が冷え性の暑がりというくそめんどくさいタイプの人間ということもあり、住宅の唯一の条件が、「季節に強い年中快適な住宅にしたい」という要望でした。

実際建築する際、コストはかかりましたが高気密高断熱の仕様に変更し、しっかりと検査も行ったこともあり、家の中がキンキンに冷えてまるで外と変わらない。。。みたいな症状は注文住宅に住んでから経験していません!

参考までに年中気温を計測していたのですが、真冬で通気口のある部屋でも全館空調をいれなければ大体最低気温が13度くらいで、真夏は密閉された部屋で28~30度くらいでした。

もしかしら太陽光をガンガン入れるとそれ以上になるかもです

ローコスト住宅のメリット|実際に住んで分かった良かった点

【H3】手が届きやすい価格で夢が叶う

「家を建てるって、何千万もかかるもの」さらにデザインだけでなく機能にもこだわると東京都内のマンション価格と同じくらいはかかると思っていた私。

ただローコスト住宅に出会って、夢だったマイホームが手の届く範囲になりました。

実際、住宅ローンの負担が軽くなることで、家計にゆとりが生まれるのは本当に助かります。
私は都内で毎月ローン20万円以上を支払うか、千葉の郊外で毎月10数万円くらいを支払うのかで後者を選択したので、月々の支払いで家計が逼迫しすぎない安心感は仕事のプレッシャーしかり、人生のストレスを軽くしてくれた感じがします。

【H3】浮いたお金は家賃以外に回して人生の充実度アップ

建築費が抑えられた分、私たちは毎月ちょっとした外食や、年に数回家族で旅行をしています。

考え方としては、都内で20万円家賃に支払う選択をせず10数万の家にしたんだ!と月初に考え、差額を毎月の貯金に回します。

その金額が一定程度溜まったところで旅行やご飯を楽しむことに使っています。
また、これはローコスト住宅だから起こったというわけではないのですが、2年くらいでIHキッチンが故障しつい先日修理に出しましたが、そのお金もここから出しました。

前だったら、毎月の支払いも苦しいのに修理代もかかるとか・・・イライラ・・・となっていたところが少し余裕があったので、そこまでイラつくこともありませんでした。(まぁ多少は建てて数年で故障するなよ!!とイラついているのですがw)

なので、元々支払うお金だったから。という、謎の理屈もあり旅行でけちけちしすぎることもなく、ここは使いどころ!として楽しんでいます。

ローコスト住宅のデメリットと対策

ローコストだから仕様をアップグレードしきれなかった・・

窓から熱は一番逃げるとは聞いたことがあると思いますが、うちは樹脂アルミ混合のサッシを採用しています。

樹脂サッシは強度がー、、所詮は樹脂ですよ。なんて言われて樹脂サッシにしなかったのですが、ここはちゃんと断熱性能にこだわるならコストが上がっても対応しておいた方がより快適だったんだろうなーと時々思います。

ローコスト住宅を建てるんだから、どんどん高くなったら意味がないと思い、踏ん切りがつきにくいのはローコスト住宅のちょっとした心理的ハードルかもしれません。

デザインや設備の選択肢の少なさ

ローコスト住宅はセミオーダーだと少し話しましたが、やはり完全フルオーダーの註文住宅よりは選択肢や自由度は低くなります。

規格化されたプラン以外で建築することももちろん可能ですが、そうするとわざわざローコスト住宅メーカーを選んだ理由も無くなってしまうので、ポイントは拘り箇所をつくりメリハリを作ることだと思います。

うちは書斎を豪華にしたり、キッチン横にダイニングテーブルを造作したりとポイントポイントでこだわりを作り、規格住宅間を緩和しています。

住み心地を良くするためにやってよかった工夫

高気密・高断熱には拘ろう

断熱材のアップグレードは「やって本当に良かった!」と心から思える対策の一つ。

寒さ・暑さのストレスが激減し、エアコンの稼働時間も短縮されました。

昨今電気代も高騰が続いているので光熱費は低く抑えられるに越したことはないと思います。

実際70平米の賃貸マンションの時の電気代よりも120平米程度の今の住宅の方が電気代が下がっており長い目で見れば最初にこだわっておいた方が良いと個人的には感じます。

【H3】部分的な内装グレードアップ

標準仕様でも十分に魅力的な住宅を建てられます。

ただせっかくの注文住宅であれば、建てる人の味がでるようなポイントを作りたくなるのが人の性ではないでしょうか。

全体的にローコスト仕様でも、リビングや玄関だけ仕様をアップグレードするなど“映える”仕様に変えるのはおすすめです。

我が家は玄関を2畳横長にとることで一般的な注文ならではなことをしたりしています。

住んでから気づいた「維持費」「光熱費」のリアル

性能にこだわれば光熱費は意外に低く済む

先ほどから出ていますが、高気密・高断熱の家を建てれば、電気代やガス代が安く済みます。

水道代は・・・どこでも同じですかね笑

正直、大きくなる分光熱費も高くなって困るなーと最初はビビってましたが、実際に暮らし始めると「夏は冷房、冬は暖房」であっても、思ってた以上に電気代が節約できました。

単純な比較はできませんが、以前住んでいた70平米のマンションより1割程度安くなっています。

メンテナンスはどこまで自分でやるか次第

安さ重視で外壁や屋根のグレードを下げると、後々メンテナンス費用がかさむ場合もあります。

「大体10年でメンテナンスのため修繕費がかかる」と言われているため、そうならないためにも半年に一回外壁などは掃除するようにしています。

業者が使用するようなものは、今はAmazonなどでも気軽に購入できるので、10年後も意外とメンテナンスは必要なさそう!と思えるように自分の体力に鞭を打って頑張りたいと思います。

ただ、万が一もあるかと思い家賃差額の貯金は未来のメンテナンス費として貯めています。

メンテナンスに使わなかったら大豪遊したいです笑

後悔しないローコスト住宅の建て方

ここまで実際の住み心地や室温、維持費について話してきましたが、ローコスト住宅を建てる上で失敗しないコツを最後に話したいと思います。

複数の業者に必ず相談する

絶対に最初の1社で即決しないで下さい。

妻(まー)と私は最初問い合わせから話を聞きに行きましたが、何もわからず言われるがまま妻はすぐに契約をしようとしました(危ない)

ただ私(けい)は、企業人のクセで相見積もりが欲しいと思い3社ほど見積もりを取りました。

各社価格帯は同じですが、採用する設備に違いがあったり高気密高断熱の性能の違いがあったりしてどのハウスメーカーも全く同じ会社はありませんでした。

また、実際比較すると契約してほしいハウスメーカーが追加のサービスなどもしてくれるなどのおまけもありました。

なので、まずは性能云々を話す前に必ず比較検討する!ということを念頭に置いてください。

優先順位(こだわりポイント)を明確にしよう

注文住宅はまさに1から設計できるので、夢や憧れを詰め込みやすいです。

そのため坪単価の安い住宅会社にしたはずが結局どんどんお金が吊り上がってしまうケースも少なくないと聞きます。

なので、何は絶対に譲れないのか、代替策は無いのか、なくても問題ないのかといくつかの優先順位を決めて、コストとにらめっこすることをお勧めします。

ちなみに我が家は夫が高気密高断熱、妻が家事楽な間取りを優先すると決めていたので、その他は基本的に標準仕様の中からおしゃれに見せれるポイントを選んでいきました。

契約前の具体イメージをどこまで伝えられるかが契約金額の差を無くす

最初に提示された金額が、契約時には大きく超過していた・・・
なんて話よく聞きますよね。

なぜそのようなことが起こるのかというと、最初の住宅のイメージがずれるからです。

最初は何もわかっていないので、キッチンは○○、トイレは▼▼、回遊動線が必要で110平米くらいの2階建て。くらいにしか解像度が高くなっていませんが、注文住宅は否が応でもすべて具体的に決める必要がありますので、ざっくりとしたイメージを具体に落とし込んでいく時に、あれもこれもと追加費用が発生し、契約時には大きく予算をはみ出ているケースが多いです。

なので、個人的には注文住宅を建てる際は、建てた経験がある人に、イメージを伝えて、経験者の立場から、あれはどうする?これはどうする?と実際に決めないといけないことを深堀してもらい、住宅会社に伝える住宅の解像度を具体的にすることがおすすめです。

まとめ|安くても満足できる家づくりをするために

「安いから失敗するかも…」そんな不安、私も最初は感じていました。でも、実際に住んでみると、ローコスト住宅は工夫次第で快適な住まいになると実感しています。重要なのは、家づくりの“優先順位”をはっきりさせること。そして、断熱性やメンテナンス費用など“住んでからのコスト”にも目を向けることです。価格に惹かれて決めるのではなく、自分たちの暮らしに本当に合った選択をすることで、ローコスト住宅でも十分に「良い家だった」と胸を張れます。これから家づくりを始める皆さんも、この記事が少しでも後悔しない家づくりの参考になれば嬉しいです!

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