ローコスト住宅

ローコスト住宅はおすすめしない?後悔しない家づくりのために知るべきポイント

「ローコスト住宅って、安かろう悪かろうなイメージがあるけどやっぱりやめたほうがいいの?」
家づくりを考える中で、おしゃれな家にはあこがれる一方で現実的に予算も気になるため、ローコスト住宅を検討されることもあると思います。

確かに安く家が建てられるのは魅力ですが、その裏には知られざるリスクや後悔も潜んでいます。

この記事では、ローコスト住宅を「おすすめしない」と言われる理由から、実際にローコスト住宅を建てた私が危うく失敗しかけた事例や後悔しないためのポイントまでを詳しく解説。大切な家づくりで後悔しないために、ぜひ最後までお読みください!

我が家のコンセプトは「子どもにもお財布にも優しい家づくり」です!

「おしゃれにしたい」「快適にしたい」「家事を楽にしたい」けど「できるだけ安くすませたい」

こんな価値観に合う方にきっと参考になりますので、ぜひ記事を見ていってくださるとありがたいです♪

結論|ローコスト住宅は「絶対にやめるべき」なのか?

予算内で家を建てたいならローコスト住宅も選択肢も十分アリ!

絶対に拘りの住宅は譲れない!!
このハウスメーカーが憧れがある!!
そんな方にはローコスト住宅は眼中にもないと思います。

ただ実際に建ててみて思ったのは、多くの方にとってローコスト住宅が「悪い選択」ではないと感じます。

たとえば、家はある程度の品質で快適に住めればOK!派の方は、建築費を抑えて他に資金を回す(教育費、趣味、老後資金など)こともできます。

我が家は災害の可能性も考慮し将来的にキャンピングカーや車中泊できる車も購入したいと思っていたので、ローン返済額が高いと生活が苦しくなるので、家以外にもお金を使う構想がある方はローコスト住宅はお勧めです!

ローコスト住宅に向いているのはこんな人!

例えば、以下のような方にはローコスト住宅が向いています。

  • 建物は60~70点とれればOK派の人 →他にも予算を回しやすい
  • 永住するとも思っていない人 →人生最大の負担になるリスクを減らせるので最悪住み替えも視野に入る
  • 住んでみないと納得できない人 →実際の生活と想像は一致しないので住みながら快適性を上げやすい

上記のように品質そこそこ、後からリカバリーも視野に入っている人は、無駄なく家づくりができるというメリットがあります。

私も実際、キッチンボードはメーカーから出しているものではなく市販品と一部DIYで後付けしましたし、書斎の本だなや玄関のちょっとした物掛けは家に穴をあけて作りましたが心理的ハードルは高級品に比べると低いです!

「安さ=失敗」ではなく、目的(価値観)に合った選択ができれば、十分に満足できる家を建てることも可能です♪

依頼先選びで失敗しないための3つのチェックポイント

ローコスト住宅でも失敗を防ぐには何よりも「会社選び」です。

特にローコスト住宅は全国型と地域型の2通りがありますが、それぞれのチェックポイントを以下にまとめます。

破産のリスクを見る

ローコスト住宅は規格化しているため利益率も悪くはありませんが、それでも売上自体は他の高級住宅メーカーには劣ります。

そのため最も怖いのが、建設中に倒産しバックレされることです。

会社が決算情報を公開していれば、利益や資産はあるのかを確認しておくこと、
決算情報がなければ何年間事業を継続しているのかはチェックしておきましょう。

標準仕様のグレードが良いこと

最上級のグレードを採用しているところはないと思いますが、一番下のグレードを採用している住宅メーカーもあります。

一番下のグレードでも私個人としては全く問題ないのですが人によってはもう少しグレード上げたいという夫婦間の価値観のずれが生じる可能性があります。

ローコスト住宅の安さのカラクリは標準仕様にあるので、そこからグレードを上げるとローコストではなくなるくらい追加料金が発生する可能性があるのでご注意下さい。

昔2万円台の築40年以上の賃貸に住んでいたので世の中大半の設備は問題なく使用できますw

口コミが良いこと

口コミがあるということは、その住宅メーカーで家を建てた方がいるということでもあり、また率直に良い口コミがあればその分信頼できます。(ただマーケティングとして良い口コミを書かしているケースもあるので、キャンペーン情報を確認しておくのを忘れずに)

特に口コミの数は実際に建築した数の裏付けにもあるので、倒産リスクのところでもお話しした通り将来的も安心感があります。

ローコスト住宅が「おすすめしない」と言われる理由

結論を先に話しましたが、そもそもローコスト住宅を提供できる仕組みと実際に住んでいる私からローコスト住宅の落とし穴について解説します。

ローコスト住宅の「安さ」のカラクリとは?

ローコスト住宅は「価格の安さ」が大きな魅力ですが、その理由を知っていますか?

ローコスト住宅は、メーカーと提携して特定の標準仕様と呼ばれる部材や設備を大量仕入れることでボリュームディスカウントを発揮していることや、一部間取りやデザインを規格化することによって、コストを大幅に抑えているから安いのです。

1から完全オリジナルの注文住宅に比べてオプションや対応できる建材が限られることもあり、建材も安価なものを使うケースが多いのが実情です。

一見コスパが良さそうですが、結果的にinstagramなどで想像していた「理想の家」とは少し違う仕上がりになることもあります。

まずは、この仕組みをしっかり理解してから検討することが大切です。

質や耐久性に問題があるケースも

価格を抑える分、使用される建材の性能が低いケースや対応可能な工法で差が出ることもあります。

例えば、断熱材が今話題のものを使っていなかったり、サッシが安価なアルミ製だったりする場合、冬は寒く夏は暑い家になりがちです。
よく賃貸用に使用している建材などは建材の中でもグレードの低いものを使っていることが多いのでどのランクの物を使っているのかは冊子をもらえると思うので契約前に確認しておくことをお勧めします。

メンテナンスコストが後からかかる落とし穴

「最初は安く建てられたけど、後でお金がかかった…」という声は少なくありません。

たとえば、サイディングが今は15年~長くいけば30年持つと言われているものもありますが、一昔前のサイディングが安いため今もそのまま提供している場合、10年くらいで基本的には補修が必要になり長期で見るとメンテナンスコストがかさむケースもあります。

また、メンテナンスコスト以外に断熱性が低いことで日頃の冷暖房費が年間を通じて高くなり、建物の価格は割安だけど光熱費などで結局高いコストを支払う落とし穴もあります。

間取りやデザインの自由度が制限されることも

工法の話にも通じるのですが、ローコスト住宅では、完全に自由設計ではなく「規格住宅」をベースにすることが多いです。

我が家では、1寸単位でしか部屋を区切れないという制限がありました。

厳密には1寸単位以下でも間取りを区切ることはできましたが追加オプションでした。。

1寸の単位はよく大工で用いられる単位で、1寸単位で部屋のサイズを区切ることで大工としても設計士としてもやりやすいからという事情があると思います。

私たちのような制限があることで、もっとこうしたかったのに!という要望があった場合でも、追加コストがもったいないからとちょっと変な形の間取りも許容してしまって、後悔するケースもあります。

実際に私たちが気づかずスルーしそうだった「ローコスト住宅の事例」

実際の体験談①:断熱性能が低く、住み心地が悪い

昨今はSNSが発達した関係で、C値やUA値なども有名になってきましたが、当時は施工会社目線で情報発信をしている人が少なく、SNS、YOUTUBEを見て専門的な話を読み漁っていました。

ローコスト住宅で話を聞いていると、どこかで建材について聞かれるのかと思いまっていましたが、標準仕様では断熱材のグレードが低いままで進んでおり、途中で私からC値、UA値に拘りたい旨を話すとオプションで断熱材などを変更してくれるとのことで変更しました。

建材は目に見えず気づきづらいところのため、何も言わなければ規格住宅のため勝手に標準のままとなっているケースもありますので、契約前に営業に断熱性能を高めることが可能なのか聞いておきましょう。

実際の体験談②:内装や外観に不満

レッドシダーや塗壁のようなデザインがスタイリッシュで好みだったのですが、規格住宅のため基本的にはパンフレット内のサイディングから選ぶことになりました。

サイディングはよくある昔からの外壁材なので「実際に完成した家が安っぽく見える」ケースもあると思います。

私たちは標準仕様のパンフレットとは別で他の会社のものは無いのか?と聞き、なるべく手作りのような見え方をするサイディングを採用しました。

内装も無垢材などは当然ながら標準仕様に入っている訳もなく、エコカラットなどこだわりの内壁などを作る際はオプション料金を支払う覚悟で臨むと良いです。

実際の体験談③:追加費用でネット検索の坪単価よりは割高になった

「本体価格は安かったのに、オプションを付けたら結局高くなった」というパターンもあります。
私たちもそのパターンです。笑

ローコスト住宅は規格化されているため、標準仕様のグレードが低いと基本的にはプラスでグレードを上げていく必要があります。

私の契約した会社はちょうど中間くらいのグレードの設備が多く、けい個人としては全く中程度のグレードでよかったのですが、妻のまーからは洗面台は子供も女の子のためおしゃれなものに変えたいなど途中から要望が出てきたので、最終的にだいぶオプションを追加しました。

ちなみに我が家は洗面台は1階と2階に設置しており1階はAICA工業の横2メートルくらいの洗面台にし、1階をAICA工業の通常サイズのものを採用しました。

AICA工業は既製品なのですが手作りっぽいデザインなので注文住宅らしさを感じるには結構良いですよ!

まぁその分コストがすごかったのですが、、、

機能性よりも妻側は使っていて気分があがるとかのデザインまでこだわる方も多いと思うので、旦那さんとの価値観のズレは契約前に必ず確認しておいた方がよいですよ!(これも経験談ですw)

後悔しない家づくりのために知っておくべきこと

ローコスト住宅と中堅ハウスメーカーの違い

ローコスト住宅と中堅ハウスメーカーは、価格だけでなく「設計の自由度」や「品質管理」にも違いがあります。

よくYOUTUBEとかで見るおしゃれーな住宅は主に中堅ハウスメーカーや工務店で、自由設計に対応しているケースが多く、自分たちのこだわりを反映しやすいのが特徴。

また、建材のグレードや断熱性能にもこだわっているため、長期的なメンテナンスコストが抑えられることもあります。

価格以外にも「将来かかる費用」「住み心地」まで考えて比較することが大切です。

資金計画・住宅ローンの見直しで無理なく建てるコツ

無理なくマイホームを建てるには、建物の価格だけでなく「総合的な資金計画」を立てることが必須です。

ついつい建物の価格だけに目が行きがちですが建物を建てるのはゴールではなく新生活の始まりです。

そのため実際の生活をイメージして、今後のライフイベント(教育費、車の買い替え、老後資金など)も視野に入れ、ローンの返済額はボーナス払いを入れるのか、金利タイプ(固定・変動)はどちらがよいのかしっかり考慮しましょう。

まとめ|安さに惑わされず「本当に満足できる家」を建てるには?

ローコスト住宅は十分におすすめできると、既に建築して数年住んでいる施主は思います!

ローコスト住宅は安いからこそ不安になりますし、その分自身でチェックするポイントは多いですが、新居に住み始めた後の生活を考えるとその汗をかいた分は十分にペイできると実感しています。

大切なのは「建物の価格」だけで判断せず、将来のメンテナンス費用やライフプランを見越した新たな生活にかかるコストと自分たちの暮らし方(価値観)に合った家が建てられるかどうかを判断すること。

今回ご紹介した後悔事例やポイントを参考に、自分たちに最適な選択肢を見つけてくださいね^^

-ローコスト住宅