間取り

玄関は意外と重要。ローコスト住宅の工夫|快適&収納性アップの方法お伝えします

賃貸暮らしの時に玄関が狭いと感じたことはありませんか?

私もこれまで6回程度家を引っ越して賃貸暮らしをしてきましたが、大人だけの生活ならまだしも子どもができたときに玄関もうちょっと広ければいいのになーと感じることが多かったです。

小さいな子供たちに靴を履かせるのにも私たちは双子なので二人が玄関に並ぶだけで結構キツキツ・・・
さらにどちらかを先にするともう一人がぎゃんぎゃん騒いで忙しい朝にはストレスがマックス!!!なんてこともありました笑

実際玄関って結構便利なんですよね。基本的に土間なのでちょっとした汚れ物を置いたり、広ければお気に入りの自転車なんかもおいておけたりするので、個人的に玄関が広いのはお勧めです。

そういった経験から私の家は大きすぎずに玄関を快適にする収納術で今はラクラクに過ごせています。そのテクニックを7つこの記事ではご紹介します。これを読めば、狭くても家事効率を重視した間取り設計に活かせるアイデアが満載です!

我が家のコンセプトは「子どもにもお財布にも優しい家づくり」です!

「おしゃれにしたい」「快適にしたい」「家事を楽にしたい」けど「できるだけ安くすませたい」

こんな価値観に合う方にきっと参考になりますので、ぜひ記事を見ていってくださるとありがたいです♪

玄関の失敗ポイント

冒頭でも軽く触れましたが、玄関って意外と不満な点多くないですか?

せっかくのローコスト住宅ならなるべくコストをかけたくない心理が働いて玄関も削りがちですがせっかくなら快適な玄関にしたいですよね。

特に玄関で陥りがちな失敗の代表例が「間取りの狭さ」と「収納不足」です。

ただいまもおかえりも玄関からスタートします。
どうせなら満足する玄関を作ってもらいたいので、ここではよくある玄関の失敗事例を紹介します。

間取りが狭すぎる

特にあるあるなのは、狭い玄関です。

通常ドアのサイズは1マス(90センチ)程度で作成されており、扉と玄関サイズが賃貸ではほとんど変わりません。


シューズクロークがある場合は1.5マス(120センチ)で30センチ分はクロークように設置されていますが、玄関で実際に靴を履いたり脱いだりする面積は変わらないことが多いでしょう。

玄関は開閉から荷物搬入まで、あらゆるシーン使用するので狭いと何かとストレスにつながります。

最低でも「2帖(約3.3㎡)」は玄関で確保して、2人いても窮屈に感じないくらいの面積は取っておくと良いです。

収納計画の見落とし

私は千葉の田舎めのところに家を建てたので、庭も作れてアウトドアで使う用品も倉庫に収納できていますが、自宅に駐車場しかない、、、という家計も多いのではないでしょうか?

そういったときに玄関を単に靴を収納するスペースだけにしておくと、アウトドア用品、傘や長靴、ペットの洋服、砂場遊びセット、ビニールプール、小さめのテントなどの収納スペースがなくなってしまいます。

玄関に収納できない場合、家の中に持ち込まないといけませんが、外で汚れたものを中になかなか持ち込みたくないですよね、、、

意外と靴だけでも横幅を取ったりするので、玄関は意外と収納テクニックがいるところでもあります。

玄関の成功ポイント

失敗事例の反対が成功のポイントです。

まず大前提広さを確保しましょう。広さを確保したうえで収納計画を考える必要がありますが、ケチると意外と玄関に収納できなかった・・・なんてことになりますので(我が家がそうです)、できれば玄関は大きめにとることをお勧めします。

玄関のサイズは1坪は欲しい | 適切な広さ

最低でも「2帖(1坪)」は取りたいですね。

賃貸の玄関はホールと土間部分でおおよそ1畳くらいで、お高めのマンションの場合は2畳(約1坪)いかないまでも2畳近くあるケースもあります。

ただコスパがよいのは、1.5坪のサイズであれば、ちょっと広めのシューズクローゼットと、シューズクローゼット下にアウトドア用品などを収納をちゃんとすれば置くことが可能です。

我が家は子供のストライダーや砂場セット、シャボン玉セット、灯油ストーブの灯油入れなど結構ものがたくさんあるかも・・・
と思う方は2坪あると安心できます。

シューズクロークはTPOに合わせて選ぶべき

ローコスト住宅の場合、シューズクロークにはよく既製品を使われるケースがありますが、個人的には服などを収納する可動棚をそのまま玄関に取り付けてしまってもよいと思います。

我が家はそうしています。

出典:リクシル

リクシルのこういったシューズクローゼットは、縦も入るのですが、棚と棚の間が比較的低くて結局男性のシューズサイズや玄関に砂場セットなどをシューズクローゼットの中に置いておこうとすると絶妙に棚の高さが調整しづらく収納力を発揮できないことがあります。

こういった家中どこでも使える稼働棚をシューズクローク代わりにすれば、上段を靴、下段は棚を取ってベビーカーなどを置くこともできますのでお勧めです。

実際我が家も既製品のシューズクロークを置かない分値引きをしてもらって、その金額に少しプラスすることで稼働棚を付けてもらいました。
その稼働棚も普通にファミクロなどにも使っているものと同じものなので、使用していない棚は別のところでも活躍しており再利用で収納力を最大化しています★

洋服を収納するスペースはあった方がよい

玄関に服をかけるスペースがあった方が良いです。

我が家はファミクロが玄関横にあるのですが、玄関に最も近い収納棚にコートや帽子など外に出る際にちょっと着用したい洋服を置いています。

稼働棚であればセットのハンガーラックのタイプもあると思いますが、スペースがない!って方はこういった壁掛けタイプのものをDIYして作るのもお勧めです!(安いですしね)
ただ取り付けるにあたり、重いものをかけるなら下地を入れておいた方が良いのでその点だけご注意を。



玄関横にファミクロを設置しなかったら、個別に玄関に服用の壁掛け収納を作る予定でしたが、花粉のシーズンはコートを室内に持っていくのもはばかられますし、合羽を使ったとほすところに困ったりするので、洋服がかけられるスペースがあるとQOLは爆上がりします。

最近の玄関のトレンド、玄関とリビング一体型間取り

近年は住宅価格が高騰していることもあり、わざわざ玄関として独立させない間取りも流行っています。

出典:リノベりす

玄関を開けるとリビングに直結させることで仮に極小な住宅でもリビングを広く見せられます。

個人的にも玄関を玄関としてわざわざ独立させる必要ななかったなー・・・と思うことはありますが、玄関とリビングなどを合わせる場合はいくつか注意事項もあるのでここで触れおきます。

臭い対策

思ったより靴はにおいます。

またアウトドア用品も外で使っているのでほっておくと布製のものは臭いが出てきます。

そのため、リビングに臭いを持ってこないためにも、玄関先の換気の工夫は非常に大事になるので、仮に独立した玄関を作らない方は設計士さんと一緒に吸気、換気のことを話してください。

外気の対策

家づくりの際に窓から熱が一番逃げていくと聞いたことはあると思いますが、その次に逃げやすいのが玄関トビラです。

YKKの玄関トビラでは、断熱性能が高い商品も展開されていますが、まだまだ少数派のため冬暖かくて、夏涼しい高断熱の家を作りたい方は玄関トビラに何を使うまで気を遣う必要があります。

景観(収納)の工夫

玄関が独立している場合は、オープンシェルフのような稼働棚でも圧迫感をなくすために良いですが、リビングと合わせる場合はなるべく隠した方が賢明です。

というのも、先ほどの臭いの件もありますが、リビングという空間に靴が丸見えの場合どうしても生活感が出てしまうのでおしゃれーにしたいのであれば、なるべく生活感のあるものは隠す方が良いでしょう。

玄関単独なのかリビングなどと機能を合わせるかによって収納の仕方は変えたほうがよいと思いますので一概にすべて収納はオープンの方がよいというわけではないためお気をつけください。

まとめ

玄関は意外と収納スペース含めて大きく取るに越したことはないと数年住んでみて感じます。

最低でも1坪、できれば1.5~2坪あってもお子さんがいらっしゃる家族は良いと思います。

もし玄関にそんなにスペース取れないよ・・・・という方は独立した玄関スペースを作るのではなく玄関とリビングを引っ付けてみるなどの対策もあります。

家の中と外をつなぐ玄関だからこそ、利便性高くすることでストレスのない生活が送れますのでぜひこの記事を参考に、後悔しない玄関づくりにチャレンジしてください!

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