住宅ローン・費用

ローコスト住宅の総額はいくら?実際の費用を公開

ローコスト住宅があることはわかったけど、結局みんないくらでローコスト住宅が建ったのが一番知りたいですよね。

私も家づくりを考え始めた頃、ネットや雑誌で情報を集めましたが「坪単価」の話ばかりで、実際にかかる総額はよくわかりませんでした。

千葉県で家を建てた今、ようやくリアルな数字をお伝えできます。この記事では、本体価格だけではわからない費用構造、我が家の実際の総額と節約の工夫まですべて公開します。

これから家づくりを始める方が、私たちの失敗や工夫を参考にして、納得のいくマイホームを手に入れるためのヒントになれば嬉しいです。

我が家のコンセプトは「子どもにもお財布にも優しい家づくり」です!

「おしゃれにしたい」「快適にしたい」「家事を楽にしたい」けど「できるだけ安くすませたい」

こんな価値観に合う方にきっと参考になりますので、ぜひ記事を見ていってくださるとありがたいです♪

ローコスト住宅の費用構造|本体価格だけじゃない

住宅メーカーの広告では「本体価格○○万円!」と大きく出ていますが多くのケースで標準仕様かつ一般的に契約されることが多い坪数のサイズの家を建てた場合の価格であり、標準仕様に納得ができなければオプション費用がどんどん掛かってきます。

また建物価格のみというところがミソで、建物価格には建物本体だけにかかる価格(例えば床材やトイレやキッチンコンロなど)は含まれていますが、水道工事費、廃棄物処理費、地盤改良費などの費用が見積もられていないことがあります。

そのためここではまず、ローコスト住宅の費用内訳について説明します。

本体価格・オプション・付帯工事・諸費用

ローコストメーカーから私がいただいた見積もりには大きく以下の項目が記載されています。

  1. 本体基本工事
  2. 標準外工事
  3. 諸費用
  4. 設計費
  5. その他付帯工事
  6. 別途工事

冒頭でお話しした本体価格とは上記の1番しか含まれずに記載されていることがあります。(そりゃ安く見えますよ)

2番がオプション、3番は工事の管理費、4番は設計費に加えて地盤調査費用や建築申請費用なども含まれます、5番が水道引き込み工事や廃棄物処理費です。

ここまで見ると本体価格だけを見る危険性がなんとなくわかっていただけると思います。

見落としがちな費用とは?

さらに上記の項目には通常、「カーテン・エアコン」「外構の追加工事」「引っ越し費用」は含められていません。

引っ越し費用やエアコンは家電なので最悪費用に入っていなくても問題ないと思うかもしれませんが、注文住宅だからと言って家の中にあるカーテンやエアコン、お庭の外構は含まれていないことが多いと理解しておいて下さい。

うち4人家族で漫画が家に4000冊ほどあるので引っ越し費用は結構馬鹿にならず、相見積もりを取りましたがそれでも3トン?トラックでも運び切れず、所有者に物をぎゅうぎゅうに詰めて2往復しましたww

我が家は不動産会社に勤めている友人に以下を紹介してもらって依頼しましたが、会社によって5万ほど異なったので引っ越しは必ず相見積もりが鉄則だと思ってください。

引越し侍

荷物が少ない方は個人の運送会社に頼むとものすごく安く運べる場合があります。
私自身は引越しに使ったことないですが、ベッドやタンスなどの不用品をメルカリで売った際に利用させてもらいましたが大手の引越し会社より格安でした。

くらしのマーケット

実コスト!我が家のローコスト住宅総額を公開します

我が家が自宅にかかった費用

土地は含みませんが、実際に最終的に我が家が千葉県の地元ローコスト住宅メーカーと契約した金額は以下です。

上記は消費税込みの金額なので、税抜き金額では大体2,500万円、そのうち、オプションが400万くらいかかっているので、単純な価格でいくと2,100万円で家が本体価格と工事含めて建てられました。

オプションがここまでかかっている主な理由は海外製の食洗器の導入とバカでかい横幅180センチあるAICA工業の洗面台、エアコン、全館空調もどきのダクト設置でここまでオプション費用が跳ね上がっています。。。

それでも、某王手住宅会社で作るよりは安く済んだかと思います。 40数坪で大手住宅会社だったら4000万とかくだらないとおもいます、、、

注意ポイント

ここまでは住宅にかかる費用について話してきましたが、実際の住宅ローンとなると話はまた複雑になります。

貸付の手数料がローン金額の数パーセントかかることに加え、金利の支払いもあるので数百万円は総額が変わってくると思ってください。

最近は金利も上昇しているので、しっかりと比較して選ぶことはもちろん比較ポイントは金利だけではなく、貸付の手数料や借りやすさ、貸してくれる対象の範囲、借りる際の手間など多面的に比較することが大事だと一度注文住宅を建ててみて感じました。

費用を抑えるために実践した工夫とは?

せっかくローコスト住宅で借りるのならなるべく安くしたいところですよね。限られた予算で理想の家をつくるため、私たちはいくつかの工夫をしました。

うちは施主支給がNGだったためそれ以外のポイントで予算を抑えられないかを考えました。我が家で工夫した点をご紹介します。

大前提、標準仕様で満足できるかを確認する

ローコスト住宅は、ほとんど必ずと言っていいほど標準仕様があります。

標準仕様とは、取り扱うキッチンのメーカーやお風呂やトイレのメーカー、扱う床材、外壁、クロス含めてすべてです。

特定できる会社名は伏せますが比較していた会社の一つが私たちが建てた会社よりも坪で比較すると数万円安かったのですが、ほとんど聞いたことのないキッチンメーカー、トイレメーカーでかつトイレなどのメーカーにもグレードがあり、グレードが一番低いものを扱っていました。

私自身は特に新しいなら何でもよくない派なのですが、妻がある程度聞いたことのあるメーカーの方があらゆる面で信頼できるという判断の元、今の住宅会社に依頼をすることにしました。

結構気づきづらいのですが、標準仕様の取り扱うメーカーのグレードがどのレベルなのかは表面的にはわからないので、取り扱いメーカーだけではなく、メーカーの中のどのブランド商品をつかっているのかまで確認しておきましょう。

オプションは必要最低限に

我が家が言えたことではありませんが、キッチンなどの主要な設備は標準でいきました。

TOTOのトイレで床から浮いているものもあり、スタイリッシュで魅力的ですが、トイレが浮いているだけで数万円変わることにほんとに意義があるのかを問い結局標準仕様内でおさめました。

標準仕様では対応が難しかった海外製食洗器やダクトを家中につなげるのは、どのハウスメーカーでもオプションになるとの話だったので、これだけは必要最低限に必要と判断しコストをかけています。

しいて言えば我が家は洗面台も標準で夫から見るとよかったのですが、双子が2人とも女の子であり将来的に洗面台を奪い合う未来を創造すると大きい方がよい、かつ毎日テンションが上がる洗面台の方が良いだろうとのことで数十万のプラスになりましたがAICA工業の洗面台を採用しました。

個人的には使用頻度の高いものか、洗面台のように使って気分が上がるものをオプションにするのが良いと思います。

最後は割引を引き出す

住宅会社も赤字では運営できませんが、ローコスト住宅であっても多少は割引をしてもらえました。

私も営業をやっていた身からすると値引きにはコツがあります。

1つ:単にもっと割引できませんか?と買い手からお願いするのではなく、ここまで値引きが入れば契約したいというある程度の基準を占めること

2つ:他社と比較してどちらにしようか迷っていること≒相見積もりをとること(素振りでもよい)

比較して出てきた見積もりにおいて料金が高い住宅会社が実はお気に入りの場合は、他社でここまでやってもらっているのですが、個人的にはこちらの会社の方が気に入っていて、、、ただ予算がどうしても難しいところがあり、多少でもお値引きなど難しいですかねーー
と低姿勢に状況を説明し、値引いてくれたら契約する姿勢を示すと相手方も値引きの社内交渉がしやすくなります。

ただ上記についてどんどん低い金額を提示させるためだけに使い最終的に契約をしないと信頼も下がるので、ちゃんと契約する意思がある前提で交渉を進めるのがよいです。

まとめ

ローコスト住宅の価格表示は本体価格のみで掲載されていることがあるので注意してください。
本体価格以外には、オプションや諸費用、その他の工事が家を作る上では必要となることを頭に入れておくとよいです。

実際に本体価格が安い会社であっても総額でいくらになりそうか、何がどこまで見積もりに入っているのかを最初に確認する、もしくは見積もりの明細を先にもらっておくと後からこうじゃなかった!!ケースが減らせます。

この記事が、これから家づくりを始める皆さんの参考になれば嬉しいです。一緒に理想のマイホームを実現しましょう!

-住宅ローン・費用